Lichtung

難波優輝|美学と批評|Twitter: @deinotaton|批評:lichtung.hateblo.jp

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ピーター・キヴィ『音楽哲学入門』読書ノート 第3章 音楽における情動

はじめに 予想しなかったほど多くの方の目にふれることになり、さらに幸いなことに、幾人かの方から理解にかかわる貴重なご指摘をいただいた。改めて感謝を記しておきたいと思う。 今回で3回目になる。キヴィの文体にもようやく慣れてきたところだ。 それで…

ピーター・キヴィ『音楽哲学入門』第2章補足 プラトン『国家』第3巻第399α-399β節に関するコメント

戦士を模倣する旋法について 第2章→Dedicated to Peter Kivy. Introduction to a philosphy of music 読書ノート その2 第2章 すこし歴史の話を - Lichtungにおいて、キヴィがあげている例は、プラトン『国家』第3巻の399aから399bにかけての以下の文だと思…

ピーター・キヴィ『音楽哲学入門』 読書ノート 第2章 すこし歴史の話を

はじめに 音楽の哲学についてなぜわたしたちは語りたがるのか、と問うてみると〈なぜならわたしたちは音楽が好きだから〉という存外単純な答えを得られるかもしれない。 音楽には汲み尽くし得ない謎が秘められていて、それを解明しようとすればするほどに、…

ピーター・キヴィ『音楽哲学入門』 読書ノート 第1章 …の哲学

はじめに ピーター・キヴィの『音楽哲学入門』 (Peter Kivy, Introduction to a philosphy of music, Oxford University Press, 2002.)は音楽哲学の創始に多大な貢献を果たしたPeter Kivy(1934-2017)による音楽哲学の入門書である。300ページほどのそこ…

現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート0 目次

・公式サイト目次→現代存在論講義 I ・まとめノートリンク 第一講義 イントロダクション 存在論とは何か→現代存在論講義Ⅰ ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その1 - Lichtung 第二講義 方法論あるいはメタ存在論について→現代存在論講義Ⅰ ファンダメ…

現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その5

第四講義 性質に関する実在論→現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その4 - Lichtung 目次→現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート0 目次 - Lichtung 第五講義 唯名論への応答 1クラス唯名論 1.1クラスによる説明 ・ク…

現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その4

第三講義 カテゴリーの体系 形式的因子と形式的関係→現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その3 - Lichtung 目次→現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート0 目次 - Lichtung 第四講義 性質に関する実在論 1 ものが性質…

現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その3

第四講義 性質に関する実在論→現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その4 - Lichtung 目次→現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート0 目次 - Lichtung 第三講義 カテゴリーの体系 形式的因子と形式的関係 存在論とはカ…

現代存在論講義Ⅰ ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その2

第一講義 イントロダクション 存在論とは何か→現代存在論講義Ⅰ ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その1 - Lichtung 第三講義 カテゴリーの体系 形式的因子と形式的関係→現代存在論講義I ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その3 - Lichtung 目…

現代存在論講義Ⅰ ファンダメンタルズ 倉田剛 まとめノート その1

はじめに 以下は『現代存在論講義Ⅰ ファンダメンタルズ』倉田剛 新曜社 2017年のまとめノートである。 自分自身の整理のために書かれたもので、用語の簡潔な定義のみを列挙している。 この本を読む人が、同じように章立てに沿ったミニマムなリストを欲するか…