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アーロン・メスキン「自己-関与的なインタラクティブフィクションとしてのビデオゲーム」

書誌情報

Robson, Jon, and Aaron Meskin. "Video Games as Self‐Involving Interactive Fictions." The Journal of Aesthetics and Art Criticism 74.2 (2016): 165-177.

章立て

1.イントロダクション
2.ビデオゲームとフィクション
2.A.ビデオゲームフィクション
2.B .ビデオゲームフィクションに関する既存の説明
2.C.インタラクティビティ
3.自己-関与的なインタラクティブフィクション
3.A.SIIFを理解する
3.B.アバター
3.C.SIIFを動機づける
4.ウォルトン主義からの反論
4.A.ウォルトンによるフィクション的自己-関与
4.B.ウォルトン主義の手続き
4.C.作品世界への参加
4.D.作品世界に関する懸念
5.SIIFの意義とスコープ
5.A.SIIFのスコープ
5.B.SIIFの意義

どんな論文?

多くのビデオゲームTRPGなどをその例とするSIIF(Self-Involving Interactive Fiction)*1というフィクションの定義を提唱する。

有用さ

ビデオゲームTRPGといったさまざまなゲームを包括的に扱うことができるような定義の提示。ウォルトンの虚構概念のビデオゲームへの適用とその修正を行う。

手法

SIIFの擁護のために多くの実例を用いている。また、ウォルトンの議論を具体例に当てはめ、検討している。

発展性

ビデオゲーム研究から包括的なゲーム研究への可能性を提示している。また、暴力表現を含むゲームとゲームプレイヤーの倫理的な関係を分析する手がかりを与える。

関連文献

Meskin, Aaron, and Jon Robson. "Videogames and the Moving Image." Revue Internationale de Philosophie 254.4 (2011): 547.
Meskin, Aaron, and Jon Robson. "Fiction and fictional worlds in videogames." The philosophy of computer games. Springer Netherlands, 2012. 201-217.

Walton, Kendall L. Mimesis as make-believe: On the foundations of the representational arts. Harvard University Press, 1990.
Walton, Kendall L., and Michael Tanner. "Morals in fiction and fictional morality." Proceedings of the Aristotelian Society, Supplementary Volumes 68 (1994): 27-66.

 

*1:8/9のワークショップにて会話した際のメスキン本人の発音は/si:f/と聴こえた。