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28.10.26. 隠れた名盤、ジェイ・P・モーガン

music critique

JAYE P. MORGANのアルバム。Jaye P. Morganー"Jaye P.Morgan"(1976)

素晴らしいです。

もともとのレコードは極端に生産枚数が少なく、David Fosterの初期プロデュース作品なのに、本人も生産されたのを知らなかったぐらいらしい、のですが、一曲目からもうあふれんばかりにゴキゲンで、最後の曲は美しいストリングスで終わる。アルバムとしてもよどみない流れがあって、ずっと聴いていそうです。


Jaye P. Morgan - Closet Man

この曲が特によいです。練られたコード進行の妙に唸ってしまう

28.11.11. 双子のアルバム

music critique

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写真は間違い探し…ではありませんが、最近手にした2枚です。
髭、長髪、あぐら、という謎の一致が興味深い…そしてどちらも、静かな1日にぴったりな双子のようなアルバムです。

左は、David Lewis "Songs of David Lewis"(1970)
James Taylorの登場によって、SSWという言葉がブームになり始めた1970年代。まさにそのブーム以前、1970年、19歳の若さで、これほど成熟したSSWが存在したことに驚きます。オリジナル盤LPは50枚のみのプレスで、2003年のCD化まで、幻の一作だったそうです。

右はAORの名盤、Michael Franks "The Art of Tea"(1976)
彼の32歳の作品。空間の広がりをたいせつに、いろんな音をよく聴かせてくれる、熟練のサウンドデザインです。声がよい、渋くてやさしい声です。
ちなみに、Tr.1. Nightmovesのメロディはaikoがバックコーラスで参加した、KIRINJIの楽曲、"雨は毛布になって"に引用されています。

古いイタリアの映画のような Fitness forever "Cosmos"

music critique

イタリアのポップスバンドFitness foreverの2nd Album "Cosmos"(2013)はやさしくハッピーですこしせつない。そのせつなさはノスタルジーを感じさせる音づかいにあるのだろうと思います。

 

Lui


FITNESS FOREVER - Lui [Official]

とくに好きな一曲です。別れた恋人を歌った歌詞。こころが動かされる転調が魅力的。

 

Il Cane Ciuf


FITNESS FOREVER - Il Cane Ciuff [Official]

曲とぴったりなMVのぬいぐるみがかわいい。

 

過ぎ去ったはずの思い出がなぜだか胸をしめつけるひとときのような、古いイタリアの映画のような音楽です。

寸評:『繻子の靴』 京都芸術劇場 春秋座

play critique

先日、12月10日、ポール・クローデルの『繻子の靴』を観劇しました。
全四部作で、計8時間にわたる壮大な舞台でした。
物語は若く美しい人妻ドニャ・プルエーズと、彼女に恋する若き騎士ドン・ロドリック、同じく彼女に恋する背教者ドン・カミーユ、さらに彼女の夫ドン・ペラージュの四つ巴で進行します。
恋、愛をめぐる葛藤、衝突のなかで、キリスト教的な救いについての問いが繰り返し現れます。
複数回、互いの信仰・信義を賭けた火花散るようなダイアローグが勃発し、その度、圧倒される思いでした。

演出面では、舞台と音楽に注意が向きました。
舞台は白い三段だけで、そこにシーンごとにプロジェクションマッピングが行われる形でした。幻想的な海が投影されたり、発話に同期してフランス語字幕が現れる演出など興味深かったです。音楽では、ときに狂言の節回しが入り、そして節々に、劇中の人物の心情を表すような生演奏の能管が響き、しかし劇との緊張感を保っているのが印象的でした。

キリスト教思想や、当時の世界観、演出についてを深く掘り下げ、研究したくなる刺激的な劇でした。
消化するのにまだ時間がかかりそうです…

 

www.syusunokutu.com

ブログの目的について

commentary

作ったものや書いたもののアーカイブのためにブログを開設しました。

主にはこの頃の自分の好きな音楽や作品について書き連ねることになるでしょう。

ささやかでも価値のあることを伝えられたらと思います。